中高年の6人に1人が男性更年期障害!その原因と症状・改善方法の全て

疲れたサラリーマン

 

更年期障害といえば、更年期の女性に起こる特有の症状だと思われがちですが、近年“男性更年期障害”が増加傾向にあり問題視されています。

なんと中高年の6人に1人が男性更年期障害の危険があると言われているんですね。

 

男性の更年期障害は「心」と「からだ」の症状が複雑に絡み合っており、女性のようにある一定期間ではなく長期に渡り心とからだの不調に苦しむことも多いと言われています。

 

あなたの旦那さま、最近怒りっぽくなったな。と感じることありませんか?

 

男性更年期障害の症状のひとつに”怒りっぽくなる”という症状があります。しかし、年齢と共に「頑固になるのは当たり前」と思っている人も多いのではないでしょうか?

もしかしたら、その旦那様のイライラの原因は”更年期障害”の症状かもしれません。そして男性更年期障害は、治療することで改善します。

このページでは、男性更年期障害の症状・治療法・家庭でできる予防改善方法などについてご紹介していきたいと思います。

 

男性更年期障害の原因

近年の研究によって男性更年期障害の原因は、男性ホルモンが低下することによって発症し、そして治療によって改善するということが分かってきました。

男性更年期障害になると、”高血圧”や”うつ”になる可能性があり、それだけなはなく”がんの発症率”も上がることが明らかになっています。

男性更年期障害の原因を知ることで、予防・改善ができるかもしれません。

まず男性ホルモンの働きについて見ていきましょう。

 

男性ホルモンの働き

男性ホルモンは主にテストステロンというものになりますが、テストステロンは精巣で分泌されます。

テストステロンの主な働き

  • 筋肉・骨を強くする
  • 性機能を保つ
  • 理解力や判断力のような認知能力を高める

男性ホルモンの働きの中には、認知能力(意欲・社会活動)なども関係するため、男性ホルモンが低下することによって、日常生活にも支障をきたすようになります。

次は、男性更年期障害の主な症状について見ていきましょう。

 

男性更年期障害の4大症状と予防法

男性更年期障害の主な症状は、「心」と「からだ」この2つに分類することができます。

男性更年期障害の主な症状

心の症状 興味や意欲の喪失・眠れない・イライラ・不安・うつ
体の症状 関節痛・筋肉痛・発汗・ほてり・疲れやすい・肥満・頻尿・性機能の低下 

その中でも、男性更年期障害の4大症状「怒り」「火照り」「不安」「痛み」この4つの症状と予防法をご紹介します。

 

男性更年期障害の症状「怒り」

男性更年期障害の症状のひとつに「怒り」という症状が出てくるようになります。

男性ホルモンの働きのひとつに交感神経の暴走を抑える働きがあり、怒りの原因物質”アドレナリン”が大量に出ないように調整をしています。

しかし、男性ホルモンが減少すると自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位な状態になり、アドレナリンが大量に出てしまうことで「怒り」の症状として出ると考えられています。

今まで感じていなかった”怒り”を感じるようになった場合は、更年期を疑う必要があります。

普通の”怒り”と男性更年期障害の”怒り”の違いをご紹介しますね。

 

男性更年期障害が原因の”怒り”の見分ける方法

誰でも怒りを感じることがありますが、男性更年期障害が原因の「怒り」には特徴があります。

以前は平気だったことに対して怒るようになった。

男性更年期障害の経験者から怒りの内容を聞いてみると

  • 自分が後回しにされると必要以上に腹が立つ
  • 日用品が切れると激怒する
  • 怒りを翌日まで引きずる
  • 道を歩いていると追い抜かされると腹が立つ

このように、たわい無いことで怒りが込み上げてしまい、我慢することができなくなるようです。

 

怒りを鎮める方法

怒りが増幅すると血圧が上がってしまいます。血圧を上げないためにも、怒りをコントロールすることも大切ですね。

 

心療内科では、「6秒間怒りをやり過ごすのが良い」と言われています。

怒りの感情は、最初の6秒間が一番強いと言われています。その6秒間を乗り切ることで怒りは鎮まると言われています。

怒りを感じたら、別の場所を見たり、別のことを考えたりと工夫をして”6秒間怒りをやり過ごす”、これが怒りを鎮めるテクニックです。

 

男性更年期障害の症状「火照り」

火照りという症状は、女性の更年期障害でもよく見られる症状のひとつです。

エアコンが効いている部屋でも汗が止まらないような症状がある場合は、男性更年期障害を疑う必要があります。

男性ホルモンが減少すると、体温を調整する頭の中の中枢、視床下部が誤作動を起こしてしまうことが明らかになっています。

視床下部が誤作動を起こすことで急に火照りを感じたり、通常の人の感覚と少しずれてしまいます。

一般的には火照りを感じる人が多いですが、逆に寒気を感じる人もいるようです。

 

男性更年期障害が原因の”火照り”を見分ける方法

男性更年期障害の火照りは、不安な気持ちと併発することが多いと言われています。

また、体温調整が出来なくなるのも特徴のひとつです。

急に汗をかくようになったなど、過去の自分との比較をすることが大切ですね。

 

男性更年期障害の症状「不安」

男性更年期障害は、うつ病と共通した症状が起こることがあります。

頭の中の偏桃体に危険信号が入ってくると不安物質が出てきますが、男性ホルモンは不安物質が出るのを抑制する働きがあります。

しかし、男性ホルモンが減少すると不安物質がからだ中を駆け巡るようになります。

不安の症状を放置していると、最悪”うつ症状”になってしまい脳の神経細胞にダメージを与えてしまいます。

 

男性更年期障害が原因の”うつ症状”を見分ける方法

男性更年期障害が原因で起きる”うつ症状”は、うつ病と間違いやすいと言われています。

男性更年期障害”うつ症状”の見分け方

  • 心療内科で治療しても症状が改善されない
  • 体重が増えてきた

男性更年期障害が原因で起こる”うつ症状”は、血液中のテストステロンの減少によるものなので、一般的なうつ病の治療では症状が改善されません。

更年期が原因の場合は、テストステロンを補充する治療を受けることで、だんだん元気になり意欲もわいてくるようになってきます。

また、うつ病の人は痩せる人が多く太る人は少ないと言われています。逆に、男性更年期障害の場合は太るのがひとつの特徴です。

 

男性更年期障害の症状「痛み」

男性ホルモンの大きな作用に、痛みを感じさせないというような作用があります。

男性ホルモンが減少すると関節や筋肉に痛みを感じるようになってきます。

男性更年期障害の”痛み”の特徴は、どこと言うわけではないが節々が痛いというのが特徴になります。

 

ここまでは男性更年期障害の4つの症状についてご紹介しました。なかなか自覚しにくいのが、男性更年期障害ですが「過去の自分」「他の人と自分」を比較すると分かりやすいかもしれません。

客観的に自分を縦横からみて、症状に気付くことが大切になってきますね。

 

ここで、男性更年期障害の疑いがあるかどうかがわかる7つのチェックをご紹介します。

  • 集中力がなく落ち着きがなくなった
  • 休みの日も外に出なくなった
  • 汗をよくかくようになった
  • 体重が増えてきた
  • つまらないことでイライラするようになった
  • 寝つきが悪く夜中によくめが覚めるようになった
  • 関節の節々が痛くなった
この中で2つ以上当てはまると男性更年期障害の疑いがあるそうですよ。

 

男性更年期障害の診断・治療方法

まず、男性更年期障害かもしれない。と思ったら「泌尿器科」を受診してください。

泌尿器科の「泌」はホルモンを扱うことを意味しています。

最近では、「メンズヘルス外来」や「男性更年期外来」などがある医療機関も増えてきているようです。

“心”や”体”の不調が長く続いている場合は、泌尿器科で男性ホルモンの値をチェックすることをおすすめします。

 

男性更年期障害の診断の方法

医療機関によって多少違いはあると思いますが、一般的な診断の方法について紹介していきます。

① 問診

体や心の症状、性機能などの問診を進め、どの程度の症状が出ているのかを調べます。

② 血液検査

血液中の男性ホルモンの量を血液検査によって測定します。

  • フリーテストステロンが、8.5pg/ml未満である場合
  • 症状が強い場合

この2つに当てはまる場合は、治療が必要と診断されることになります。

 

男性更年期障害の治療法【生活環境の見直し】

男性更年期障害の治療の第一歩は、生活環境の見直しが大切になってきます。

生活環境を見直すことによって男性ホルモンの低下を防いだり、あるいは男性ホルモンを上げることも可能になります。

男性ホルモンを上げる生活環境4つのポイント

  • 競い合うこと
  • 運動をすること
  • 十分な睡眠をとること
  • ストレスをためないようにする
この4つの生活環境と男性ホルモンの関係について見てきましょう。

 

男性ホルモンは、仲間と”競い合うこと”で分泌する

男性ホルモンは、競い合うことで分泌することが明らかになっています。

テニスやゴルフなどのスポーツや囲碁や将棋など、広い意味で競い合うということで男性ホルモンが分泌されるようになります。

また、趣味のサークルに自分の作品を出展したり、友達とカラオケに行って自慢ののどを聞いてもらうなどそういったことでも、同じような効果を得ることができます。

自分を認めてもらうことで、男性ホルモンが分泌されイキイキしてくるようになります。

 

男性ホルモンは、”運動をすること”で分泌する

運動して筋肉に刺激を与えることで、男性ホルモンが分泌されることが明らかになっています。

男性ホルモンが下がらないようにするためには運動習慣が非常に重要になり、特に大きな筋肉を動かす運動がよいとされています。

男性ホルモンの分泌を上げる効果がある運動

  • スクワットや腕立て伏せ
  • 階段の上り下り
  • 少し息切れがするくらいの早歩き

男性ホルモンは筋肉を作ると同時に、筋肉を鍛えると男性ホルモンが上がってくる効果があります。

男性ホルモンの分泌を上げるためには、1週間に1回まとめて運動するより、毎日10分でも継続して体の筋肉を使う方が有効です。

 

男性ホルモンは、”十分な睡眠をとること”で分泌する

男性ホルモンの値は「朝が高く夜に下がり」、寝てる間に分泌されて回復するという特徴があります。

睡眠不足になると、夕方下がったままの男性ホルモンの値で次の日を迎えることになってしまい、ずっと男性ホルモンが下がったままの状態になってしまいます。

男性ホルモンを分泌するためには、十分な睡眠が必要なんですね。

 

男性ホルモンは、”ストレスを溜めないこと”で分泌する

男性ホルモンは脳からの指令によって作られる仕組みになっています。

しかし、ストレスが溜まってしまうと脳の方で男性ホルモンを作るように指令が行かなくなってしまいます。

日常的なストレスを発散できるように、趣味を持ったり、たまには温泉に行くなど、自分なりのストレス解消法を持っておくことが大切になります。

 

男性更年期障害の予防効果のある食べ物

軽度な男性更年期障害の場合は、食生活の見直しも有効だと言われています。

男性ホルモンの減少を抑える効果が期待できる食材をご紹介しますね。

 

男性ホルモンの減少を抑える効果が期待できる食材
含硫アミノ酸 にんにく・たまねぎ
シトルリン スイカ
亜鉛 ブーフジャーキー・牡蠣
カルニチン ジンギスカン(羊肉)
ムチン とろろ
アルギニン ナッツ

このような食材を積極的に摂取することで、男性ホルモンの分泌を高める効果が期待できます。

なかなか食事の管理が難しいと言われる方は、亜鉛など男性ホルモンの分泌を促す効果のあるサプリメントなどで補うのもよいかもしれませんね。

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男性更年期障害の治療法【薬物治療】

男性更年期障害の治療は生活習慣の改善からはじまり、薬物治療が行われます。

薬物治療については”比較的症状が軽い場合”と、”症状が重い場合”と治療法が異なってきます。

其々の症状の一般的な治療法をご紹介していきます。

 

比較的症状が軽いあるいは、男性ホルモンがそんなに下がっていない場合

比較的症状が軽い場合は、下記のように2種類の薬が処方されることが多いようです。

  • 漢方薬
  • 症状に応じた薬

男性更年期障害で処方される漢方薬で代表的なものに、補中益気湯(ほっちゅうえっきとう)という漢方薬があります。

東洋医学では人間のエネルギー活力が枯渇した場合に使用する薬剤で、年齢を問わず、疲れやすい、やる気がでないなどの症状に効果があると言われています。

漢方薬の他には、症状に応じた薬が処方されます。

うつ症状 抗うつ薬・抗不安薬
骨粗しょう症が原因の腰痛・関節痛 骨粗しょう症薬
男性機能の低下 ED治療薬

 

症状が重い、あるいは男性ホルモンが非常に低い場合

男性ホルモン補充療法といわれる、テストステロン注射での治療が一般的な治療法になります。

このテストステロン注射の治療は保険診療になり、通常2~4週間に1回補充をしていきます。

しかし、この男性ホルモンであるテストステロンを、注射などによって外から補充すると精巣では男性ホルモンの量が十分だと勘違いし、精巣で精子をつくる力が少し弱くなっていまいます。

将来お子さんを作りたいという比較的若い方には、hccホルモンという別のホルモン注射を毎週注射するのが一般的になります。

 

男性ホルモン補充療法の目安

3ヶ月がひとつの目安になります。

治療しながら生活環境の見直しを行い、3ヶ月で効果があれば継続することになり、約1年が治療の目安となります。

男性ホルモン補充療法によって、症状がひどい人でも約6割の人が改善されると言われています。

 

ホルモン補充治療の副作用と注意点
ホルモン補充治療には、いくつかの注意点があるので知っておきましょう。
  • 前立腺がんと診断されている人
  • 肝臓病と診断されている人

この2つの病気を患っている方は、ホルモン補充治療を受けることができません。

副作用にも注意が必要です。

男性ホルモンの投与量が多くなると、血液の量が多くなる多血症になることがあり極端な場合は、脳梗塞を起こすことがあるので、定期的に血液検査を受けることが必要です。

 

まとめ

中高年の男性で「どうも元気がでないスッキリしないな。」と悩んでいる人は男性更年期障害を疑ってみることも必要かもしれませんね。

男性更年期障害はまだまだ認知度が低いこともあり、体や心の不調で困っていてもなかなか気付かないことが多いと言われています。

男性更年期障害は、早期発見し治療を行うことで治る病気です。

体や心に不調を感じている場合は、泌尿器科でテストステロンの数値を調べてみることをおすすめします。

 

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主人と20歳になる娘の仲良し3人家族。家族の笑顔はママの腕にかかっていると、スーパー主婦を目指すアラフィフ主婦です。 日常の生活の中で、メモしておきたい出来事やお役立ち情報。 そして、お料理も好きだけど、食べ歩きは大好き!おススメの料理や、美味しいお店などの紹介を配信しています。