あなたの便秘のタイプは?便秘の症状からわかる原因と解消法

考える女性

頑固な便秘でも自分の便秘のタイプを知ることで、かならず便秘を解消することができます。

便秘を解消するために一番、大切なことは”自分の便秘のタイプを知る”ことですね。

 

便秘を手っ取り早く解消させる方法=下剤(便秘薬)と思っているかもしれませんが、実は便秘薬が有効な便秘は、一部の便秘だけです。

便秘薬を飲むことで更に便秘を悪化させ、挙句の果てに慢性的な便秘になってしまっている人も少なくありませせん。

便秘の原因はひとつではなく、便秘のタイプによって便秘対策が変わってきます。間違った便秘解消法を一生懸命続けていても症状が改善することはありません。

デトックス(解毒)という言葉は、美容などでよく使われる言葉ですが、私たちの体の中の解毒の割合は、排便から75%、尿から20%、汗から3%と言われています。

この数字を見ると、便秘が私たちの健康・美容に与えている影響の大きさを感じることができます。

 

頑固なあなたの便秘は、どのタイプですか?まず、自分の便秘のタイプを知るところからはじめましょう。

 

2つの便秘の種類、器質性便秘と機能性便秘について

まず、便秘を分類すると”急性便秘”と”慢性便秘”に分類されます。

急性便秘は一過性のもので、例えば旅行先など環境が変わることで一時的に便秘になったり、腸閉塞などで腸の一部が狭くなったり、腸がねじれることによって起こる便秘です。

しかし、このページを見ている人は慢性便秘で悩んでいる人だと思います。このページでは機能性便秘について詳しく解説していきます。

便秘には大きく分類すると、急性便秘と慢性便秘があると言いましたが、その慢性便秘の中でも、”器質性便秘”と”機能性便秘”という2つの便秘の症状に分類されます。

 

慢性便秘・器質性便秘について

器質性便秘は、生活習慣や食生活などで改善されることはなく病院を受診する必要がある便秘のことを指します。

例えば、腫瘍や、炎症性腸疾患、巨大結腸症、腸の癒着、また前立腺腫瘍や、婦人科系疾患などが原因になって便秘の症状を引き起こしているような場合です。

私も子宮筋腫が原因で、慢性便秘を経験したひとりです。筋腫が大きくなることで子宮が腸を圧迫し便秘になります。

また、便秘が子宮筋腫の原因になるってホント?余り知られていないホントの話で紹介していますが、便秘が原因で子宮筋腫になることもあるようです。

器質性便秘の症状

器質性便秘の多くは、下記のような症状が現れるため、一般的な便秘とは明らかに違った症状になります。

器質性便秘の主な症状

  • 嘔吐
  • 激しい腹痛
  • 血便
  • 発熱

器質性便秘の症状に思い当たる症状がある場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。

但し、私のように婦人科系の疾患の場合は、このような症状は余り感じることがなく、普通の慢性便秘症の症状に似ています。

大きな子宮筋腫があり慢性的な便秘の人は、便秘の原因が筋腫である可能性もあるので、専門医に相談されることをおすすめします。

 

慢性便秘・機能性便秘について

一般的に慢性的な便秘で悩んでいる人は、機能性便秘に分類される人が殆どです。

機能性便秘は、さらに、”症候性便秘”と”習慣性便秘”に分類されます。ひと言で便秘といっても色々な種類の便秘があるんですね。

少し頭を整理するために、今でお話した便秘の種類について分かりやす図にまとめてみました。

便秘の図

症候性便秘とは?

機能性便秘のひとつである症候性便秘については、神経疾患や内分泌系疾患、薬剤の副作用などによって引き起こされる便秘になります。

薬剤の副作用で代表的なものは甲状腺機能低下症や糖尿病、アミロドーシスなどの薬になりますが、このような薬を服用している人は、主治医に相談されることをおすすめします。

便秘の種類について色々と、お話をしてきましたが、本題はここからになりますよ。

 

習慣性便秘とは?

慢性便秘で悩んでいる人の多くは、慢性便秘⇒機能性便秘⇒“習慣性便秘”に分類されます。この習慣性便秘は、さらに3種類に分類することができます。

ここからはインターネットなどでよく出てくる便秘の名称だと思います。

3つの習慣性便秘

  • 弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
  • 痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)
  • 直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

習慣性便秘は明確な原因がないのが現状ですが、それぞれの症状に合わせた便秘解消の方法がありますので、後ほど便秘の種類別に詳しく説明していきますね。

その前に一般的な便の量や、回数・色・形をご紹介しましょう。

 

健康な便の量や、回数・色・形状とは?

うんちは健康のバロメーターですが、自分の便と他の人の便を比較する機会はありませんね。

私たちの健康状態は、便の状態によって全てが分かると言っても過言ではありません。個人差はありますが、一般的な便の平均値をご紹介します。

便の量 1回あたり150~200g程度(バナナ1本が150g程度)
便の回数 3日1回~1日1~3回
便の色 黄色もしくは黄土色
便の形 便のかたちはブリストルスケールといった7種類に分類し、正常な便は2~5に属する便とされています。

便の回数についてかなり個人差がある部分です。

基準の回数を目安に、残便感がないか、お腹が張っていないか、お腹に不快感がないかなどの症状を参考にしてくださいね。

 

便の形状・ブリストルスケールについて

便の形状が、プリストルスケールという7種類に分類されます。まず、7種類の便の形を見ていきましょう。

ブリストルスケール

  1. コロコロ便 (硬くウサギの糞のようなコロコロとした便)
  2. 硬い便 (短くコロコロ便が固まったような便)
  3. やや硬い便 (水分が少なく便の表面がひび割れているような便)
  4. 普通便 (適度な柔らかさで表面が滑らかなバナナのような便)
  5. やや柔らかい便 (水分が多く形はあるけれども柔らかい便)
  6. 泥状便 (形状がなく泥のような便)
  7. 水様便 (水のような便)

この便の形状の違いは、腸の中に留まっている時間によって異なるといわれています。

通常、私たちが口から食べた食べ物は24~72時間後に肛門から排出されます。

一般的に3日以上排便がない状態は便秘と言われるのは、腸に留まっている時間から算出しているんですね。

 

具体的な例を挙げると、口から食べた食べ物が約100時間以上腸の中に留まっているとコロコロ便になり、約10時間で排泄されてしまうと水様便になります。

このように便の形状から、腸の中に留まっている時間を知ることができます。腸の中に留まる時間が長ければ長いほど水分が失われ硬いコロコロ便になってしまうんですね。

便の理想的な水分量は70~80%です。水分が60%になると便秘の警告サイン!50%になるとコロコロ便になってしまいます。

ところで慢性便秘の人の腸の中では、どのようなことが起きているかご存知ですか?

 

便秘になると腸内では腐敗が進んでいる!

慢性的な便秘の人の腸の中は、ただ便が詰まっているだけではありません。

わたしたち人間の平均体温は36.5度ですが、この体温を利用して善玉菌優勢の腸内、また悪玉菌優勢の腸内では全く違った現象が腸内で起こっています。

  • 善玉菌優勢の腸内では発酵が起こる
  • 悪玉菌が優勢な腸内では腐敗が起こる

善玉菌が優勢な腸内は、窒素・二酸化炭素・水素・メタンガスなどの不活性ガスが発生しており、この不活性ガスは匂いは殆どありません。

しかし、悪玉菌が優勢の腸内は、スカトール・インドール・硫化水素・アンモニア・メチルメルカプタンなどのガスが発生し悪臭を放ち、玉ねぎや卵が腐ったような臭いがします。

慢性的な便秘でおならの臭い人の腸内環境は「悪玉優勢になっている可能性が高い」ことが考えられます。

悪玉優勢の腸内を放置していると、便秘症やおならが臭いだけでは留まらず、腸から便の成分が毛細血管を通じ吸収され血液中に便の成分が入り全身を巡ります。

血液によって全身に巡った便の成分は汗となり体臭の原因になったり、唾液に交じり呼気となって口臭の原因になることもあります。

頑固な便秘の人は、体臭や口臭もキツクなるのは、本当にある症状なんですね。

 

では、先ほど説明した慢性便秘の3種類の便秘について解説していきます。

辛いあなたの便秘は、3つの習慣性便秘のどのタイプ?

便秘にはさまざまなタイプに分類されますが、多くの人を悩ます頑固な便秘の正体は3つの習慣性便秘になります。

ここから先は、3つの習慣性便秘の症状・原因、そして一番有効的な便秘解消法について説明していきます。自分の便秘のタイプがいったいどのタイプになるのか参考にしてくださいね。

 

習慣性便秘・弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)

弛緩性便秘の図

日本人の便秘の中で弛緩性便秘は一番多い便秘のタイプです。特に女性の便秘、高齢者の便秘のほとんどは弛緩性便秘であるとも言われています。

「弛緩」の言葉の意味を調べてみると「ゆるむこと・たるむこと」と記されています。

弛緩性便秘とは、腸がゆるむことによって大腸の働き(ぜん動運動)が低下し、便を押し出す力が弱くなることで起こる便秘のことです。

弛緩性便秘の場合は、下剤(便秘薬)で腸に刺激を与えることで排便が促されますが、下剤を常用することによって腸のゆるみは腸下垂によって便秘の症状はさらに悪化します。

腸下垂とは本来あるべき位置から内臓が垂れ下がる状態で、垂れ下がった部分に便が溜まってしまい便秘薬を飲んでも排便されなくなってしまいます。

腸下垂の原因は、加齢・腹直筋の低下・過激なダイエットなどによって腸の筋肉が低下することによって引き起こされると考えられています。

腸下垂かどうか調べる方法をご紹介します。

  1. お尻に手を添え立つ
  2. そのままの姿勢でかかとを床から離さずしゃがむ
出来ない人は腸下垂の可能性があります。特に慢性的な便秘の人は気をつけてくださいね。

弛緩性便秘の症状

  • お腹が張っているのに何日もでない
  • 便が硬くコロコロとした便がでる
  • 残便感がある

その他にも弛緩性便秘の人は、下っ腹がポッコリしているのも特徴です。

このタイプの便秘は、腸の中に長い間便が留まるために水分が吸収されてしまうので、便の状態は硬くコロコロとした便になってしまい、排便後もスッキリ感がなく残便感が残ってしまいます。

また、腸内に留まっている時間が長いため、悪玉菌が増殖し有害ガスが溜まり常に膨満感があるのも特徴です。

弛緩性便秘は、慢性便秘になることが多い便秘のひとつです。慢性化してしまうことで便秘症状だけではなく、その他にもこのような症状が出てきます。

  • 食欲がなくなる
  • 肌荒れ
  • 肩こり
  • イライラしてしまう

弛緩性便秘の原因

  • 蠕動運動の低下
  • 運動不足
  • 食生活の乱れ
  • 水分不足
  • ダイエット
  • 加齢
  • 腹直筋の低下

全ての便秘に共通しているのは、食生活の乱れによって腸内環境が悪化していることが挙げられます。便秘を解消するうえで、食生活の改善は避けて通ることは出来ませんね。

また、弛緩性便秘の最大に原因となっている大腸の働き(ぜん動運動)の低下ですが、ダイエットや加齢・運動不足からくる筋力の低下も大きな問題です。

弛緩性便秘の解消法

弛緩性便秘解消のためには、大きな2つの原因をしっかり改善する必要があります。

  • 食生活の乱れからくる腸内環境の悪化の改善
  • 運動不足や加齢からくる腹直筋低下の改善

排便をするときに使う筋肉のひとつ「腹直筋」を鍛えることで、排便力をアップさせることができます。また、腸のぜん動運動を起こしやすくする効果もあります。

腹直筋を鍛えると便秘解消効果だけでなく、ポッコリお腹の改善にも役立ちますよ。

腹直筋低下改善運動その①腹筋する女性

  1. 仰向けになり頭の下で手を組み、ひざは軽く曲げる
  2. この姿勢のまま、へその1センチ下を凹ますようにお腹に力を入れる
  3. おへそが見えるまで頭をゆっくり起こす
  4. そのまま3秒キープ
  5. 5回を1セットとして、朝・夜に1セットずつ行います。

腹直筋低下改善運動その②

お尻歩きイメージ

  1. 床の上に座り、両足は揃えて前に伸ばす
  2. しっかり腰を捻りながら、お尻を左右交互に動かし10歩前に進む
  3. 同じ要領で10歩後ろに進む
  4. 5回を1セットとして、朝・夜に1セットずつ行います。

即効性を重視した便秘解消法は、今すぐ出したい!即効性のある便秘改善方法のページで詳しく紹介しています。便秘解消効果が高い食べ物は、便秘解消効果がある4つの食べ物の正しい選び方を参考にしてくださいね。

最後の手段!弛緩性便秘のお助け便秘薬

腸の中に便が留まっていると良くありませんね。さまざまな便秘解消法を試しても、便秘が解消されない弛緩性便秘のお助け便秘薬をご紹介します。

弛緩性便秘の場合は、腸のぜん動運動が鈍くなっているために便秘になってしまうため「腸のぜん動運動を促す下剤(便秘薬)」を服用すると排便を促すことができます。

市販の便秘薬の多くは、腸粘膜を刺激し腸のぜん動運動を促すアントラキノン系の便秘薬ですが、主成分であるセンナや大黄・アロエなどは副作用を伴うため長期服用には注意が必要です。

便秘薬で有名な、コーラックやスルーラックなどがアントラキノン系の便秘薬になります。

出来れば、アントラキノン系の便秘薬を服用するために、効果が穏やかなジフェニルメタン系の便秘薬を服用するようにしてください。

コーラックソフトやサトラックスエースなどが、ジフェニルメタン系の便秘薬になります。

 

習慣性便秘・痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)

痙攣性便秘の図

痙攣性便秘は、腸が異常に緊張してしまって起こる便秘です。痙攣性便秘の場合は先程説明した弛緩性便秘とは全く逆で、腸のぜん動運動が過剰になることで便秘になってしまいます。

痙攣性便秘も弛緩性便秘を同じように、便がスムーズに肛門まで運ばれなくなり便秘を引き起こします。

弛緩性の場合はぜん動運動が低下することが原因でしたが、痙攣性便秘の場合はぜん動運送が活発になって起こる便秘です。

腸で吸収されるはずの水分が便と一緒に出てしまう下痢の症状も起き、便秘と下痢を繰り返すのも痙攣性便秘の特徴です。

痙攣性便秘の症状

  • コロコロとしたウサギの糞のような便が出る
  • 排便時に下腹部に痛みを感じたり、胃腸の働きが活発になる食後に腹痛がある
  • 便秘と下痢を交互に繰り返してしまう

痙攣性便秘の症状は、過敏性腸症候群によく似ており、痙攣性便秘の症状が悪化すると過敏性腸症候群に発展しまうこともあるので、痙攣性便秘のうちに改善しておきましょう。

過敏性腸症候群については、過敏性腸症候群の原因と治し方・症状別の食事法で紹介していますので参考にしてくださいね。

 

痙攣性便秘の原因

痙攣性便秘の主な原因は、ストレスによる自律神経の乱れによるもので主に精神面の問題が影響していることが多いようです。

自律神経が乱れは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れによるものですが、特に副交感神経は胃や腸をコントロールする役割を担っています。

副交感神経のバランスが崩れることによって、腸の働き(ぜん動運動)が正常に動かず便秘や下痢を繰り返す痙攣性便秘や、過敏性腸症候群などになってしまいます。

自律神経を乱す生活習慣として、「ストレス」「睡眠不足」などが挙げられます。

睡眠不足やストレスは、自律神経のバランスを乱す大きな要因になります。夜型の生活を続けていると交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいきません。

けいれん性便秘は、症状が進むと過敏性腸症候に発展する可能性がある便秘になるので、早めに生活習慣を見直すようにしましょう!

痙攣性便秘の解消法

  • 食生活の乱れからくる腸内環境の悪化の改善
  • 自律神経の乱れを改善
  • 下剤(便秘薬)は出来る限り服用しない

痙攣性便秘で気をつけなければいけないのは下剤(便秘薬)の服用、そして食物繊維の摂りすぎです。

便秘になると食物繊維の多い食べ物を意識して摂るようになりますが、痙攣性便秘の場合は逆効果になることが多いので注意が必要です。

それは痙攣性便秘は、腸の働きが過剰になることで起こる便秘のため、食物繊維や下剤など腸の働きを促すような方法は、さらに便秘の症状を悪化させることになってしまいます。

また、痙攣性便秘は精神的ストレスが根底にあります。ストレス社会で生きている現代人にとってストレスのない生活を送るのは難しいことですね。

ストレスを取り除くのではなく、ストレスを上手に発散させる方法を考える方が現実的かもしれませんね。

 

体を動かすことが好きな人は休日には軽く体を動かしたり、歌が好きな人は休日にカラオケに行くなど、自分に合ったストレス発散法を見つけてみてください。

また、1日の終わりに半身浴などゆったりとしたリラックスした時間を取るようにすることで副交感神経が正常に働きはじめ、睡眠不足解消効果も期待できます。

痙攣性便秘は下剤(便秘薬)の服用は注意

痙攣性便秘の場合は下剤(便秘薬)の服用には注意する必要があります。痙攣性便秘は大腸の収縮があるため、腸に刺激を与える薬を服用しないようにしましょう。

痙攣性便秘の場合は、下剤ではなく整腸剤や乳酸菌サプリなどをおすすめします。

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習慣性便秘・直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

直腸性便秘の図

肛門のすぐ近くの直腸まで便が運ばれているにも関わらず、便意を感じない状態のことを直腸性便秘と言います。

直腸の図
直腸とは、図のように肛門付近の腸のことを指します。直腸性便秘は肛門のすぐそばまで内容物は運ばれてきているのに便が出ない状態です。

直腸に到達した内容物は、後は便として排泄されるだけなんですね。ところが、直前で留まってしまうため水分は失われ、どんどん溜まり硬く太くなってしまいます。

そのため排便時に激痛を伴うこともあり、排便するのが困難になってしまいます。

 

本来、直腸まで便が到達すると直腸壁が伸ばされ刺激となり、仙髄(せんすい)の排便中枢に伝わることで脳から指令がいき便意を感じる仕組みになっていますが、便意を感じる時間は5~15分程度です。

便意を感じるタイミングを逃がすと慢性的な便秘に陥ってしまうんですね。

直腸性便秘の主な症状

  • 便意を感じない
  • 便が異常に硬くなる
  • 下剤(便秘薬)を飲むと下痢をする
  • 排便時に腹痛を伴う

直腸性便秘の場合は、最終段階まで内容物が移動していているにも関わらず便意を感じませんが、直腸まで内容物がどんどん運ばれ溜まってしまいます。

直腸に溜まった便は、水分が失われ硬く太くなってしまっているため排便が困難になってしまいます。

また、直腸性便秘は腸の働きそのものは正常です。直腸まで内容物をしっかり運ぶことが出来ているため、腸のぜん動運動を促す下剤などを飲むと下痢症状を起こしてしまいます。

直腸性便秘の原因

直性便秘は、特に女性や高齢者に多い便秘と言われていますが、その理由は直腸性便秘の原因を見るとよく分かります。

直腸性便秘の主な原因は2つです。

  • 便意があっても我慢する
  • 骨盤底筋の低下

特に女性は年齢に関係なく便意があっても我慢する傾向にあります。学校などでは休憩時間になるまでトイレに行くことが出来なかったり、恥ずかしくて学校のトイレに行けない人もいます。

先程も解説しましたが通常便意は、5~15分程度しか感じることができません。排便のタイミングを逃してしまうと直腸に便が溜まり水分が失われ、硬い便になり排便が困難になります。

慢性化していくことで、便意すら感じることがなくなってしまいます。

また、直腸性便秘のもう一つの原因「骨盤底筋の低下」についても女性に多く起こる症状のひとつです。

妊娠すると重くなった子宮を支えたり、出産時のいきみによって骨盤底筋にダメージを与えてしまいます。妊娠や出産が切っ掛けとなり、便秘になる女性が増えるのはこのためです。

また、育児中の女性は、トイレのタイミングを逃してしまうことが多いため、慢性的な便秘へと進行してしまうことも少なくありません。

直腸性便秘が悪化すると便が硬く太くなるため、排便時にいきんでしまうと更に骨盤底筋にダメージを与えてしまいます。

その他にも、更年期に差し掛かると女性ホルモンが減少することで筋肉量が減少し、骨盤底筋が低下してしまいます。

直腸性便秘の解消法

直腸性便秘の原因を知ることで、解消法は分かりますね。

  • 食生活の乱れからくる腸内環境の悪化の改善
  • 便意を我慢しない
  • 骨盤底筋の強化
  • 下剤(便秘薬)は出来る限り服用しない

直腸性便秘は、トイレの習慣をつけることが重要になります。トイレ習慣をつけるためのゴールデンタイムは「朝」です。

交感神経が活発な日中は便意を感じにくい時間帯です。副交感神経が優位な朝の時間帯に「トイレ習慣」をつけるようにしましょう。

「朝」はトイレ習慣に最適な時間ですが、バタバタと時間に追われるような朝を送られている人は、交感神経が活発になっていることが多くゴールデンタイムとは言えません。

ゆったりした時間を過ごせるように30分早く起床するようにし、朝起き抜けにコップ一杯の水を飲む習慣をつけることで、胃腸が活発に動きだし便意を感じやすくなります。

また、便意を感じたら直ぐにトイレに行くようにし、我慢することがないようにしましょう。

骨盤底筋を鍛える体操その① ケーゲル体操

ケーゲル体操は尿失禁などに効果がある体操ですが、同時に骨盤低筋を鍛える効果も期待できます。

  1. 膣や肛門の筋肉を10秒締めた後、10秒かけて緩めていきます。
  2. 10回1セットとし、1日3回行います。

ケーゲル体操は「立つ」「座る」「寝る」どの姿勢で行っても構いません。手軽にできる運動なので、気がついた時に行うようにしましょう。

骨盤底筋を鍛える体操その② 腰上げ体操骨盤底筋を鍛える運動の画像
  1. あおむけに寝て、ひざを曲げ両足の裏を床にくっつけ、両手は手の平を下にむける
  2. 息を吸い込み、吐く息でお尻を引き上げます
  3. この状態のまま5秒キープ
  4. 元の状態に戻します
  5. 5回1セットとし、1日3回行います

最終手段!直腸性便秘の人のお助け便秘薬

下剤(便秘薬)の服用は最終手段です。そのまま放置していると、肛門付近で便がカチカチになり更に便秘を悪化させてしまいます。

何日も便意を感じない直腸性便秘の人のお助け便秘薬は「便を柔らかくして排便を促す便秘薬」です。

直腸性便秘の人は腸の働きに異常があるのではなく、肛門付近で便が硬く固まってしまっている状態になっているため便が柔らかくなることで排便しやすくなるんですね。

腸に刺激をあたえて排便を促す便秘薬ではなく、便に水分をあたえるような便秘薬を選ぶようにしましょう。

便に水分を与え柔らかくして排便を促す便秘薬

  • 塩類下剤
  • 膨張性下剤

作用が比較的穏やかなものが多く、習慣性がなく副作用も少ない便秘薬になります。

 

まとめ 便秘のタイプによって効果がある便秘解消法がある

いかがでしたか?「便秘」という病名は同じでも、原因によって症状も改善方法も異なります。

まず、あなたの便秘のタイプはどれなのか知ることからはじめましょう。便秘のタイプを知る事で正しい改善法がわかります。

正しい便秘解消法を実践し、自然なお通じを目指しましょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

主人と20歳になる娘の仲良し3人家族。家族の笑顔はママの腕にかかっていると、スーパー主婦を目指すアラフィフ主婦です。 日常の生活の中で、メモしておきたい出来事やお役立ち情報。 そして、お料理も好きだけど、食べ歩きは大好き!おススメの料理や、美味しいお店などの紹介を配信しています。