花粉症のスペシャリストと呼ばれている石井正則先生。毎年、花粉症の季節になると色々なメディアに出演されてしますね。
3月17日に放送された「世界一受けたい授業」にも出演され、春に急増する鼻トラブルの原因や、1分で鼻づまりが解消する花粉筋膜ヨガ、鼻炎に効果がある食材などを紹介していました。
卒業式や入学式、お花見など、何かと行事が多い季節ですが、花粉症の人たちにとっては憂鬱な季節ですね。
ただ、3月に入って鼻づまりがはじまると全て花粉症と思われがちですが、実は花粉症ではない鼻トラブルも存在します。
今あなたの鼻づまりは、もしかすると花粉症ではないかもしれません。
では、世界一受けたい授業の中で紹介されていた鼻トラブルの原因から対処法まで、ご紹介していきますね。
春に急増する鼻づまりの原因
もちろん、春に急増する鼻づまりの原因のひとつは、花粉症です。花粉症に一度罹ってしまうと、毎年桜の季節が憂鬱な季節になってしまうことになってしまいます。
しかし、春から急増する鼻づまりは花粉だけが原因ではありません。もしかすると、「私は花粉症」と思い込んでいる人も、本当は花粉が原因ではないかもしれません。
原因が違えば改善法も異なって当然です。あなたを悩ます鼻トラブル改善のヒントになるかもしれません。
春の鼻トラブルの原因① 低気圧による自律神経の乱れ
3月~5月は気温と共に気圧が急に下がることがあり、急な気圧の変化に身体がついていかず、自律神経が不安定になり鼻の中の粘膜が腫れて鼻づまりなどを引き起こしてしまいます。
気圧の変化は、鼻づまりだけではなく頭痛を引き起こしたりと体調不良の原因になっていることも多いと言われています。
春の鼻トラブルの原因② モーニングアタック

最近注目されているのがモーニングアタックと言われる症状で、花粉症などの鼻トラブルで悩む人たちが1日の中で最も症状は酷くなる時間帯が「朝」であることが明らかになりました。
モーニングアタックの原因は下記のように考えられています。
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 夜間に床に落ちた花粉やハウスダストを吸い込むから
- 起床後に布団などのアレルゲンの影響
世界一受けたい授業の中では、「ストレスによる自律神経の乱れ」にスポットを当てていました。
春になると入学や新社会人になるなど、新しい生活に突入する時期ですね。
慣れない人間関係や仕事に寝不足になってしまったり、「学校や会社に行きなくないなぁ」など朝目覚めたるのが憂鬱になることもあります。
そんなストレスによって、毎朝目覚めたときに自律神経のバランスが乱れてしまい、鼻の粘膜の血管が膨張し鼻トラブルが起きやすくなってしまいます。
自律神経が乱れると「花粉」という言葉を聞いただけでストレスになり、鼻がむずむずしたり、くしゃみが止まらなかったりします。
自律神経に乱れによる鼻づまりの対処法
自律神経に乱れを改善するためには、生活習慣を見直すことが重要になります。
- 自律神経を整えるために毎日決まった時間に寝る
- 規則正しい生活を心掛ける
- 1日3食バランスの良い食事を心掛ける
その他にも
- 適度な運動を心掛ける
- 大きく深呼吸をする
- よく笑う習慣をつける
- アロマなどリラクゼーション
- 好きな音楽を聴くなど
気分がリフレッシュできるような工夫をしましょう。
春の鼻トラブルの原因③ 動物アレルギー

動物アレルギーは、国民の約30%の人が陥っていると言われている鼻トラブルの原因になっています。
桜の季節になると鼻がむずむず、くしゃみが止まらいなどの症状で悩んでいる人で、ペットを飼っている家庭の人は、もしかすると花粉症ではなく動物アレルギーが原因になっているかもしれませんよ。
近年、ペットを飼う家庭が増加しているのに比例して増えているのが、この動物アレルギーです。
春になると動物の毛は、冬毛から夏毛に変わるため、抜け毛の量が増加します。
抜け毛にはペットの細かいフケや皮脂、糞尿などがこびりついています。その抜け毛を吸い込むことによってアレルギーが発症してしまいます。
動物アレルギーによる鼻づまりの対処法
- 月に1~2回はしっかりシャンプーをして、ペットを清潔に保つ
- カーペットなどに落ちたペットの抜け毛を取り除く
- 掃除機や空気清浄機などを利用し、アレルゲンを除去する
- 衣服についたペットの毛を取り除く
など、特に症状が強い場合は、出来るだけペットと接触する時間を少なくしましょう。
簡単に鼻づまりが治る花粉筋膜ヨガ
鼻づまりは交感神経を活発にすることで改善されるのですが、その方法として上半身の浅い筋膜を伸ばすことで交感神経を活発にさせることができます。
そこで有効なのが石井正則先生が考案された、花粉筋膜ヨガです。花粉筋膜ヨガと行うことで交感神経を活発にすることができ、鼻づまりをすぐに改善させることができます。
外出先でも簡単に行うことが出来るので、知っておくと便利ですよ。
花粉筋膜ヨガですが、風邪やアレルギー性鼻炎などの症状にも同じ効果を得ることができます。
たった1分で鼻づまりが解消される石井先生考案「花粉筋膜ヨガ」のやり方
- 足を少し開き、両手を後ろに回し、小指・薬指・中指を組む
- 指を組んだら、手のひらをお尻の前で開き、肉球が外側になるようにひっくり返します
- 手首を反らしたまま、胸を張り腕を伸ばします
- この状態のまま息を大きく吸いながら、前屈をしながらできるだけ腕を上にあげていきます
- ④の状態をキープし、20秒を3セット行います
※痛みを感じた方は無理をしないでください。
花粉筋膜ヨガを行うことで、小指→腕→胸につながる筋膜を伸ばすことができ、交感神経が刺激され、鼻の中の血管が細くなり腫れが引いて鼻づまりを解消させることができます。
鼻がつまった時や、3時間おきくらいにすると効果的です。
本当に花粉筋膜ヨガ鼻づまりは解消される?
花粉症や慢性鼻炎などに悩んでいる6人の一般被験者の方たちが、花粉筋膜ヨガを行い検証していました。
今回の検証では、ただ鼻づまりが楽になったか被験者の方たちに確認するだけでなく、実際に鼻にカメラを挿入し鼻の粘膜の腫れ具合を確認しながら検証していました。
慢性鼻炎の人で検証すると、花粉筋膜ヨガを行い1分経過したくらいから、鼻の腫れが徐々にひいていき、2分経過すると腫れは殆ど無くなり、鼻づまりが解消されていました。
他の5名の被験者の方も、全員鼻づまりが解消されました。
鼻づまりのお薬などたくさんありますが、頭がボぉ~っとしたり、眠気を誘発したりすることもあるので、花粉筋膜ヨガを知っていれば辛い鼻づまりも解消されそうですね。
青じそでアレルギー鼻炎・花粉症を改善

青じそにはポリフェノールの一種であるルテオリンという成分が含まれています。近年の研究によって、このルテオリンは痒みの原因となるヒスタミンを抑制することが明らかになりました。
パセリやセロリなども、ルテオリンを多く含む食材として良く知られていますが、青じそに含まれるルテオリンの含有量はダントツ!!
100g中に含まれるルテオリン含有量 | |
青じそ | 8.53mg/100g中 |
パセり | 1.24mg/100g中 |
セロリ | 3.50mg/100g中 |
1日に青じそ約20枚を、2~3回にわけて食べると効果的です。
鼻炎改善効果があるルテオリンがたっぷり摂取できる「シソデップ」の作り方
青じそ20枚も食べるのは、難しいですよね?ということで、青じそをたっぷり摂取することができる「シソデップ」の作り方を紹介していました。
シソデップの材料(1人分) | |||
オリーブオイル | 110cc | 塩 | 1.5g |
くるみ | 5~6個 | にんにく | 1/6片 |
青じそ | 20~30枚 |
作り方は簡単!シソデップの材料をミキサーで混ぜるだけ!!
クラッカーやパン、野菜ステックなどにペースト状になったシソデップをつけてだべるだけで、シソに含まれるルテオリンを効率的に摂取することができます。
このシソデップをパスタソースにすると、爽やかなジェノベーゼになります。また、刻んでお豆腐の上にのせても美味しく食べることができます。
花粉症には乳酸菌EF2001が効果的
花粉筋膜ヨガや青じそなどが花粉症に良い効果を得ることができるのですが、そもそも花粉症やアレルギー鼻炎の症状が出ない方が良いですよね?
毎年、桜の季節と一緒に憂鬱な花粉症が訪れないようにするには、エンテロコッカスフェカリスEF2001菌がおすすめです。
数年前にR-1乳酸菌が、花粉症改善効果があるとメディアなどでも報じられましたが、その効果を得るためには約1年の継続的に摂取する必要があります。
効果を得るためには、乳酸菌の摂取量が大切で、1日に1兆個の乳酸菌の摂取が重要なんですね。
花粉症でお困りの方は、1包中に1兆個のEF2001菌が配合されている高機能乳酸菌を試してみてください。
因みに・・・私は、この高機能乳酸菌で慢性鼻炎が改善されました!!
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