乳がんは女性にとって気になる癌のひとつ!最近では北斗晶さんが乳がんを告白されたことで、乳がんってどんな症状なんだろ?とか私も検査してみようかな?など関心を持つ人が増えたのではないでしょうか?
現在、女性の12人に1人が乳がんを発症すると言われています。結構な数ですよね!
乳がんは痛みを伴わないため定期的な検診を行うことも大切なことですが、唯一自己チェックにより早期発見をすることが可能な「がん」です。
でも「がん」そのものの特徴など正しい知識がなくては、自己チェックをしていたとしても発見することもできませんよね。
今回は早期発見のために、乳がんの症状や、自己チェックの方法をご紹介したいと思います。
また、乳がん検診を受けようと思うんだけど、どんな検査をするのか不安!っていう人のために検査方法などについてもまとめてみました。
[ad#kiji]乳がんの症状ってどんなの?

乳がんの特徴は、初期段階では自覚症状がほとんどないことです。定期的に乳がん検診などを受けている場合は早期発見されることもありますが、実際には定期的に乳がん検診を受けてない人も多いですし、北斗晶さんのように定期的に乳がん検診を受けていても、乳がんが発症してしまうこともあります。
はじめにも紹介しましたが、乳がんは自己チェックで見つけることができる癌でもあるので、乳がんの症状や自己チェックの方法などをしっかりマスターしてくださいね。
乳がんの症状として良く見られるものが次のような症状です。
- 乳房のしこり
- 張り感や違和感
- 乳頭からの分泌物
- 湿疹やただれ
この4つの乳がんの症状について、ひとつひとつ説明していきたいと思います。
乳がんの症状その1.乳房のしこり
乳がんは、自己チェックによって発見することが多いのですが、「乳房のしこり」と言っても、具体的にがん細胞ってどんな硬さでどんな形をしているのか知っていますか?
ん…だって、癌細胞とか触ったことないし「どんな硬さでどんな形をしているのか?」知ってるはずがないですよね!チェックするべき癌細胞のことを知らないのに、どうやってチェックするの?ってことですよ!
まずチェックする癌細胞の特徴を知りましょう。
癌細胞の硬さと形ってどんなの?

がん細胞の硬さと形は、手のこぶしの赤丸の部分とよく似ています。
がん細胞は、英語で「Cancer」と言われ、「硬くてゴツゴツした」という意味があります。
自分のこぶしの骨を、触ってみてください。
表面がゴツゴツしていて、硬いのが分かると思います。この形と硬さが「がん細胞」によく似ています。
また、自分のからだの変化を知るためには日常的なチェックが必要です。毎日の入浴時に乳房にしこりがないか、チェックするようにしましょう。
乳がんの70%は上部にできる
乳がんの70%は上部にできると言われています。
入浴の際、胸を手で洗う習慣をつけましょう。
乳がんのしこりがないか調べる方法は、脇から胸にかけて4本の指で少し強めに押しながら、手のこぶしのような硬くてゴツゴツしたしこりがないかチェックします。
「もしかしたら?」と思ったら、そのままにしないで病院に行ってくださいね!
乳がんの場合は発見が遅れてしまうと、リンパに転移してしまう可能性があるので「おかしいな?」と感じたら病院に行くようにしてください。
乳がんの症状その2.張り感や違和感
乳房に痛みを感じたり、違和感や張りを訴える方もいます。また、わきの下の腫れや違和感を感じる人もいます。
北斗晶さんも、乳頭に引きつりがあったように見えたと言われていました。
このように、張り感や引きつりを感じる場合は、わき下のリンパ節への転移の疑いがあります。
乳がんの症状その3. 乳頭からの分泌物
乳頭から、血液が混ざったような茶褐色の分泌物が出ることがあります。ほとんど透明に近い分泌物がでたり、分泌される乳管口が複数のこともあります。
乳がんの症状その4. 湿疹やただれ
そのほかにも、乳房が赤くなったり、乳首に湿疹やただれができたりします。皮膚が硬くなったり、乳房にくぼみができる、左右の大きさが違ってくるなどの症状も、乳がんの可能性があります。
ちょっと不安!乳がんの検査方法ってどんなの?
乳房にしこりができたり、乳頭からの分泌物があるからといって、乳がんとはかぎりません。乳がんと似た症状を起こす疾患もあるからです。気になる症状がある場合は、早めに病院で検査を受けるようにします。
医療機関で行われる乳がんの検査方法には、次のような方法があります。
1. マンモグラフィー
乳がんの検査というと恐らく一番気になるのが「マンモグラフィー」ですよね。
しこりとして触れることが出来ないくらいの小さなしこりでも、発見することができる検査法です。
でも、マンモグラフィーって痛いんでしょ?という噂が…
ちょっと怖い感じがしませんか?
なので、マンモグラフィー検査について少し詳しく調べてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
マンモグラフィーは、こんなX線装置なんですね~
透明の板の上に乳房をおいて、はさみ込んで撮影をします。考えただけでも痛そぉ~って感じです。

引用:ちばクリニック
乳房をX線で撮影する方法ですが、実は普通のレントゲン装置で撮影されていた時期もあったんですね。しかし、1960年代から乳房専用の撮影装置が開発されたようです。
普通のX線撮影とは違って、乳房を引っ張り圧迫板で挟んだ状態で撮影するのが特徴のマンモグラフティ検査ですが、どうしても痛みがあるのが嫌ですね!
どうして乳房をはさんで撮影する必要があるのかな?と色々と調べてみると、分かりやすく説明されていましたので、ご紹介しますね。
マンモグラフィは白黒写真で、乳腺組織は白っぽく、脂肪は黒色に、石灰化(カルシウム)は真っ白に写ります。乳がんのしこりを見つけるのが目的ですが、乳がんのしこりは正常の乳腺組織と比べ若干白っぽく写る程度なので、正常の乳腺組織の中に埋もれた状態だと写真でもよくわかりません。ただし、がんのしこりは硬いので、乳房を圧迫した時に正常の乳腺組織は薄く伸びていきますが、がんのしこりはそのままなのでコントラストがついて良くわかるようになります。
また、石灰化(カルシウムの沈着)で乳がんが発見される事がありますが、ひとつひとつの石灰化は1mm前後なので、撮影の時、乳房が動いてしまうとピンボケの写真になるので、圧迫・固定が必要になります。加えて、圧迫により乳房が1cm薄くなると放射線の被爆量は半分になります。引用:こんにちは!いしいクリニックです!から引用させていただきました。
マンモグラフィーの検査は、しこりとして触れないような早期の乳がんも発見することが出来るので、少し痛くても我慢して検査を受けた方がよさそうですね。
但し、年齢が若い方は、乳腺部分が大きく全体的に白っぽく写るので、あまり向かない検査方法だともいわれます。
撮影方法
- 放射線技師さんが片方ずつ乳房を引っ張り圧迫板ではさんで撮影します。
- 撮影は向きを変えて、左右それぞれ2枚ずつ撮影します。
- 1回の撮影で乳房をはさんでいる時間は、約10秒くらいなので痛みを感じる時間は40秒くらいになります。
実際の痛みってどんなの?

実際にマンモグラフィ検査の経験者に話によると、こんな感じです。
- 全然平気!そんなに痛くない 10%
- ものすごく痛い!もう無理! 10%
- 痛いけど我慢できる痛み 80%
まぁまぁ、多くの人は痛いけど我慢できる痛みと感じているようですね。
1回に10秒程度なら我慢できるかな~って感じかな…きっと。
マンモグラフィー検査はいつ行くのが痛くない?
検査をするとして、少しでも痛くない日を選んで挑みたいですよね!
女性なら分かると思いますが、生理前になると胸が張ってくるというか…痛くなってきます!
なので、生理がはじまって3日後~1週間くらいが乳房が一番柔らかい時期だそうです。
要するに、板みたいなのではさむわけですから乳房ができるだけ柔らかい方が痛みが少ないということになります。
検査と受けるなら、生理がはじまって3日後~1週間くらいに合わせて行くようにすれば、痛みを最小限にすることが出来る!ってことになります。
因みに!排卵後~生理がはじまる頃までは、ホルモンの関係で乳房が硬くなったりするので、この期間に検査を受けると、痛みが増してしますんですよ!
撮影にあたって注意すること!
- 撮影時は上の服は検査着に着替えるので上下離れた服の方がいい
- 撮影の日は制汗剤やパウダーなどはつけないこと(※)
- 髪の毛が長い人は束ねる用のヘアゴムを持参すること
※マンモグラフィーは白黒で写るので、制汗剤やパウダーを脇につけていると腫瘍によく似て写ることがあるらしいので、撮影日は何もつけないようにしましょう。
マンモグラフィーの被ばく線量は?
マンモグラフィーの被爆線量は0.1mSv/回程度ということです。
わかりました!本当にわかる?こんな数字みても全然分かりませんよね~
わたしたちが、一年間で約2.4mSv(ミリシーベルト)の自然放射線を浴びているらしいので、被ばくしてないワケではないけど、被ばくによる危険性は殆どないと言われているようです。
マンモフラフィーの検査料金
一番最後になりましたが、検査料金も気になりますね!

40歳以上になると、各自治体による市区町村の検診が2年に1度実施されています。
その金額は市区町村によって異なるようですが、自己負担があっても3,000円程度のようです。
40歳未満の場合は、全額自己負担になります。
この金額も医療機関によって異なるようですが、一般的にはマンモフラフィー5,000円前後、超音波検査3,500円前後となっているようですね。
診療などを含めると10,000円~20,000円くらいになることが多いようです。
但し、自覚症状があることで医療機関を受診した場合は、保険診療になり費用負担が変わります。
マンモグラフィーの説明はこんな感じです。結構頑張って調べましたよ!
その他の、乳がんの検査法も簡単にご紹介しておきますね!
2. 超音波検査

乳房の上から超音波を当てて、検査をします。しこりの形や周囲の状態などをより詳しく見ることができます。痛みは全くありません!
比較的細かく観察できるので、乳がんかどうか診断する際によく用いられます。
超音波検査は、数ミリ程度の小さながん細胞を見つけ出すことができます。
妊娠中の方や、年齢の若い方、またマンモグラフィーの圧迫による痛みに耐えられない、乳腺症などの方は、この超音波検査が適しています。
3. 乳管造影検査
乳頭から分泌物がある場合に行う検査方法です。乳管口に細い管を挿入し、造影剤を注入してマンモグラフィを撮影します。乳管の様子を観察して、乳がんの有無を判断する材料にします。
この乳管造影検査は、検査時に分泌液が出ていないと検査をすることができません。
それは、分泌している乳管口に造影剤を注入する必要があるからです。
4. 乳管内視鏡検査乳管内視鏡検査
この検査方法も、分泌物がある場合に行われる方法です。乳管口からカメラのついた細い管を通し、モニター画像を撮ることによって乳管を内部から観察します。
5. マンモトーム
しこりが発見された部分に針を刺し、組織を採取して、がん細胞かどうか判断する検査方法です。採取した組織を顕微鏡で細かに観察して判断します。
6. 分泌物細胞診
乳頭からの分泌物を採取し、顕微鏡で観察して、がん細胞かどうかを診断します。
乳がんは自己チェックで早期発見ができる!
乳がんは、女性にとってとても身近ながんです。初期症状では自覚症状がないので、早期発見が難しいとも言われますが、定期的な自己検査を行うことで早期発見できるケースも増えています。
乳がんの自己チェックは、毎月決まった日に定期的に自分の乳房を観察しましょう!
- 鏡の前で左右の乳房の形や大きさに変化がないか?
- 乳首がへこんだり、ただれたり分泌物がないか?
- 入浴中などに乳房にしこりがないか?
この3つのチェックを、両腕を上げた状態でも同じことを観察してください。
最後に、仰向けに寝た状態で乳房を触ってしこりがないかチェック!
しこりの硬さは握りこぶしの硬さですよ!

まとめ―疑いがあるときは専門医の診察を
乳がんの早期発見のためにも、普段から自分の身体の状態を観察する癖をつけるようにしましょう!
普段の状態を知らないと変化に気付くことができませんよね!
お風呂場や脱衣所に鏡を置くといいですね!毎日、自分の裸を鏡にうつすのはダイエットの効果もあるらしいですよ!
そして、少しでも変化を感じたらそのまま放置しないで、できるだけ早く医療機関で検査を行うようにしましょう。
乳がんは発見が遅れるとリンパに転移してしまいます。
私が子宮筋腫の手術で入院していたとき、女性専用の入院病棟だったので大部屋で3人の人が乳がんの手術を受けていましたが、3人中2人がリンパまで転移されていて摘出手術の後、抗がん剤治療をすると言っていました。
その2人の女性は、まだ子供が小さい若いお母さんでした。
とにかく早期発見!これが一番大切なことですね。

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